社内翻訳者とフリーランス翻訳者のメリット・デメリット

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先日クラウドソーシングについて書いたのですが、それをきっかけに今後フリーランスになるかどうかについて改めて考えました。

私は社内翻訳者をしていますが、双方のメリット・デメリットについて比較したいと思います!

あくまで私の場合の比較なので、どちらが良い悪いという主旨ではないことをご了承ください^^

 

現在の職場(社内翻訳者)のメリット・デメリット

 

まずは現在の職場のメリットについて。

(私の職場の場合なので、全ての社内翻訳がこうだという事ではありません。)

 

  • 人間関係が良い。
  • 家から近い。(自転車で30分)
  • 仕事の量は適度で、仕事が無くてもお給料は変わらない。
  • 一人翻訳者として長く働いているので、かなりの裁量が与えられている。
  • 在宅勤務が認められている。(現在は週3)

 

書いていて、なんて素晴らしい職場なんだ!と思います。

好きなところは他にもたくさんありますが、ほぼストレス0で仕事できています。

続いてデメリット。

 

  • 英訳のチェックが技術者のみ。
  • お給料が毎年少ししか上がらない。
  • 同じ分野の翻訳しかしない。
  • 異動で翻訳以外の仕事をする可能性がある。
  • 数日の休暇は取れるが、長期の休暇は取れない。

 

私が一番デメリットと感じている点は、英訳のチェックが技術者のみであるという事です。

デメリットはこの一点に尽きると思います。

ネイティブチェックをしている会社もあるかと思いますが、そういう会社は少ないのではないでしょうか。

とにかく自分の力で翻訳の質を高めていかなきゃいけません

私も出産前は翻訳学校にセミナー、資格取得と自分で勉強をしていましたが、出産後はほとんど行かなくなってしまいました。

また同じ分野の翻訳しかしないので、ここ数年は自分の翻訳に成長があまり感じられていません。

フリーランスの翻訳者の方で、社内翻訳では通用していたけどフリーランスになって自分の実力不足を痛感したなんていうお話も聞きました。

これ以外のデメリットは会社員であれば一緒だと思います。

 

フリーランス翻訳者のメリット・デメリット

 

続いてフリーランスのメリットについて。

こちらはSNSや翻訳者さんのブログで挙げられている点をまとめてみました。

 

  • PC一つさえあれば好きな場所で暮らせる。
  • 通勤する必要がない。
  • 働く時間と量を自分で調整できる。
  • 人間関係のしがらみがない。
  • 収入は青天井。

 

良いですねぇ。自由でうらやましいです。

特に好きな場所で暮らせるというのがとても魅力的です。

私は海外移住または長期の海外ロングステイをしたいと思っているので、フリーランスだったら叶えられそうです。

昼間に仕事して、終わったら旅行するような生活が憧れです。

 

続いてデメリット。

 

  • 収入が安定しない。
  • 有給休暇がない。
  • 単価交渉・営業・確定申告などの翻訳作業以外の作業がある。
  • 深刻な運動不足。
  • 孤独になりがち。

 

私から見た一番のデメリットは収入が安定しない事です。

ベテランの翻訳者の方でもいつ仕事が途切れるか心配で、依頼を断ることはできないという話を聞きます。

深夜作業や土日関係なしという話を聞くので、家族のペースに合わせるのは難しそうです。

 

結論

 

以上、私が思う社内翻訳者とフリーランスのメリット・デメリットを比べてみました。

どちらも魅力的で、デメリットというほどのデメリットはないと感じました。

翻訳の仕事って最高ですね。

 

結論から言うと、まだ社内翻訳者を続けたいと思います。

個人的な事情ですが夫が数年後に独立するそうなので、2人でフリーランスは不安定だなと思っています。

子供たちの手がかからなくなって、夫の事業が軌道に乗ったらフリーランス転向も良いかなと思っています。(あとから参入するのはリスクが高いですが。)

 

フリーランスの方々を見ていて思う事は、腕一本で食べていく!というパワフルな方が多いという事。

同じ職業でも雇われの身からすると、全然違うなと感じます。まぶしいです。

とはいえ、今の自分の仕事も気に入っていて、卑屈になっているわけではないので、フリーランスの方々に刺激をもらいつつ精進して行きたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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