翻訳者たるもの謙虚であれ。と肝に命じる。

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こんにちは!さんななです。

 

先日、SNS上で見かけた翻訳チェッカーさんのつぶやき。

翻訳者がお客様から指示された用語や表現を良かれと思って勝手に変えてくる。と嘆いておられました。

それに対して複数の翻訳者から反論が・・という流れがあり、はたから見ているだけでしたが改めて翻訳者は謙虚でなければいけない!と感じました。

 

きっとこれは翻訳者なら覚えがあるのではないかと思います。

なぜその表現?なぜその用語?文法間違っていますよ?なんて思う指示が来ることはしょっちゅうあります。

 

素直に指示に従うのが一番簡単なのですが、納得が出来ない場合は他の訳を提案したり、参考文献を引っ張り出したりと色々やってみて、ダメだったら諦めて指示に従います。

過去にもブログに書いていますが、日々技術者からのツッコミや指示に悪戦苦闘しています。

 

 

私の場合、翻訳する文書は一般に公開している文章ではないので、現場でその文書を使うお客様、営業、技術者の間で認識があっているのであればそれで良いはずです。技術文書の目的は正しく情報を伝えることなので、キチンと伝わればよいとも言えます。

それなのになぜ翻訳者は戦うのか。それはこんな訳を世に送り出したくない~という気持ちから来るのだと思います。

しかも結構頑固なのでめんどくさいと思います笑

 

さて、冒頭のチェッカーさんは「それって自己満足なのでは」と言っていました。

あぁ、おっしゃる通りです。

誰のために翻訳しているのか考えないと。

翻訳者って決して主役にはなれない裏方のはずなのに、あれこれ言いたくなってしまいます。

だって翻訳者ほどその文書をじっくり読んでいる人はいないですから・・

真剣に向き合っているので色々言いたくなってしまうような気がします。

 

本当に気を付けないと!翻訳は一人作業なのでついつい視野が狭くなりがちです。

あれこれ言いすぎるとフィードバックもらえなくなっちゃいますからね。とんでもない損失です。

常に謙虚であることを肝に銘じたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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