こんにちは!さんななです。
今日は翻訳という仕事に未来についてどう思うかについて日々思っていることを書きたいと思います。
SNSでの翻訳者の方の発信を見ていると、実力のある翻訳者が機械翻訳に取って代わられる事はない。
MTPE(機械翻訳を翻訳者がレビューして修正する仕事)は翻訳じゃない!機械翻訳=悪!
なんていう発言もよく聞きます。
私も一応翻訳者ですからわかります。
人手翻訳の方が質が高いし、機械翻訳で対応できない分野もあると思います。
でも、私は使っています。
翻訳者の方々の発言にうしろめたさを感じますが、その方が早いし、そちらの方が良い訳である場合も正直あるからです。
職場では社内専用の翻訳ツール使っていますが、画面を覗いた同僚が「さんななさんでも使うんだ!」と言われることもあります。
世間では翻訳ツールは英語が出来ない人が使うものという認識がまだあるようです。
翻訳者の皆さん、ツールを使ってないなんてことあるのかな?といつも疑問に思っていたのですが、先日私の尊敬する先生がセミナーでおっしゃっていました。
「私、いつもDeepLと戦っているんですよ!正直、単語はいつも負けちゃうけど構文は私の方が勝っている思ってるんですよ。」
先生使っているのか!とびっくりしました。
いや、使ってるとしてもいつも使ってるなんて言うのか!とちょっと感動しました。
なんだか心の重荷が取れたような出来事でした。
私が翻訳を始めた15年前の機械翻訳はほんと使えませんでした。
時は流れ・・今は欲しかった英文が一発で出てくることさえあります。
ここまで機械翻訳が発達してしまうと翻訳の面白さが半減してしまうなとも感じています。
翻訳の勉強を始めた頃のあの気持ちは正直失われつつあります。
何もないところから英文を作り出すのはとても楽しかった。
絶対に翻訳者になる!工業英検1級取るんだ!とがむしゃらに勉強していたころが懐かしいです。
好きな仕事で安定した収入を得られているから何も文句はないのですが、このままで良いのという気持ちもあります。
時代の波を受け入れて翻訳者(私)も変わっていか無ければならないなと思います。
今はそれを模索中です。あと20年は働かないといけないですからね。
同じように感じてる翻訳者の方はいらっしゃいますでしょうか?
私は迷走しております。
取り留めもなく思ったことを書いてみましたが、読んでいただきありがとうございました。