【解説】Parenthesis(丸かっこ)とBracket(角かっこ)の違い

 

英語に出てくるカッコにはParenthesis(丸カッコ)Bracket(角カッコ)がありますが、これら二つのカッコは使い方が異なるので注意が必要です。

今日は二つのカッコの違いについて解説します。

 

Parenthesis(丸かっこ)

 

Parenthesisは()の事で、情報を追加する際に使われます。

英文における丸かっこは、コンマやダッシュよりも前後の文章とのつながりが弱くなります

多くの場合、丸かっこ内の内容が削除されたとしても前後の文章が成り立ちます。

ただし、日本語ではコンマやダッシュがないために、強いつながりであっても丸かっこが使用されるので違いに注意しましょう。

 

主な使い方は以下になります。

 

①数的情報を示す

I bought a new TV ($500).

 

②文中で図や表の番号や位置を示す

Japan’s population has been declining (Figure 2).

 

③数値を別単位で示す

1 mile (approx. 1.6 km)

 

④略語の正式名称を示す

SNS (social networking service)

 

⑤単数・複数を同時に示す

apple(s)

 

その他、以下のような使い方もあります。

  • 筆者の個人的なコメントを文の形で追加する際に使用する。
  • 難易度の高い用語の定義を示す。
  • 文章の論理的なつながりを壊す可能性がある文章を丸カッコに入れる。

 

Bracket(角カッコ)

 

Bracketは[ ]の事で、引用文で多く使用されます。

 

①引用文が外国語訳であることを示す

[Translated from Japanese]

 

②引用している文中のスペルミスを直す際に使用

environ[m]ent

 

③原文ママを示す [sic]

environent [sic]

 

④丸かっこの中で補助的に使用される。丸かっこの中で丸かっこは使用しない。

(Party will be held on Christmas eve [12/24].)

 

その他、引用している文中の語句をわかりやすくするために筆者が情報を補足する場合にも使用されます。

 

まとめポイント

 

英文における丸かっこの役割は情報を補足すること。日本語よりも前後の文章とのつながりは弱い。

角かっこの役割は引用文に情報を付け加える際や、丸かっこ内に補足するために使われる。

 

*本記事は以下の書籍を参考に作成しています。

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