技術英文における大きな数の書き方について解説します。
大きな数は様々な形式で表現できます。
例えば5億2000万の場合は以下のように表記します。
- 520,000,000
- 520 million
- 5.2×10^6
- 520×10^3
- Five hundred and twenty million
どの表現を使うかは文書の形態によって異なりますが、基本的に読みやすさを重視して書きましょう。
各パターンについて解説します。
すべて数字を使う場合
数字を使って書く場合は、千単位でコンマで区切って書きます。
これにより見やすくなります。
5000→5,000
123456→123,456
日本では桁区切りにコンマが使用されますが、国によってはコンマの代わりにピリオドを使ったり、スペースを使う場合があるので、その国にあった表記にするようにしましょう。
1.234.567,89 (桁区切りにピリオド、小数点にカンマ)
1 234 567,89 (桁区切りにスペース、小数点にカンマ)
millionを使った表記
百万の単位は数字のみ、または数字+millionで表記する。
1,000,000→1 million
10,000,000→10 million
100,000,000→100 million
Millionよりも上の単位であるbillionも使うことができますが、10億以上の数字を表す場合であっても技術英文ではmillionを使用する事が推奨されます。
なぜなら、billionはアメリカとイギリスで異なるから。
アメリカではbillionは10億であるのに対し、イギリスでは1兆になります。ややこしいですね。
徐々にギリスでもbillionを10億として使うようになってきていますが、1兆として使っている場合もあるので、間違いを防ぐためにmillionを使った方がわかりやすいですね。
指数表記
科学技術文書では、乗算と指数を使って大きな数を表現します。
3.7×10^7=37,000,000
数字が沢山並ぶと読みづらいので簡潔に表記できます。
文章に合わせて適切な表記を選ぶようにしましょう。