こんにちは!さんななです。
今日は翻訳という職業の今後について・・・
翻訳者の皆様色々思うことがあると思いますが、ちょっと葛藤というかモヤモヤを感じたので書きたいと思います。
先日、姪っ子から学校で身近な人の職業について調べてきましょうという課題が出たので、翻訳の仕事について教えてほしいと言われれました。
えーーちょっと嫌な予感がします。中学生の子です。
多分、中学生の想像する翻訳って本とか映像の翻訳だと思います。
私は技術翻訳なので、その時点で期待に応えられないのですが、かわいい姪っ子の頼みなので行ってきました。
インタビューでは仕事の内容や、一日の仕事の流れ、その仕事に就くにはどんな知識がいるか?向いている人は?などなど。
私は子どもの頃から英語がずっと好きですし、今の翻訳という仕事も好きなので私が話せることはすべて語りました。
中学生にはもしかして理解できなかったのではないかと思うくらい、たくさん話してしまいました。
そして最後の質問・・その仕事に就きたい中学生へのアドバイス・・・
やっぱり聞かれたーー!
大好きな翻訳を裏切るようで心苦しいのですが、現在の翻訳業界の状況や、AIや機械翻訳の発達を説明し、語学が好きならば英語を仕事にするのではなくて、英語をツールとして活用して世界に羽ばたいていってほしいと話しました。
切ないです。
私は今の会社で一人翻訳者として働いていて、翻訳メモリも使わずほぼ人力翻訳でやっています。
機械翻訳は和文作成者の英文のチェックに使用したりしていますが、そこまでAIや機械翻訳の影響は受けていません。
これは既得権益なだけであって、今の状態で問題なく回っているからこそ10年以上変わっていません。
でも定年まであと20年以上、このまま今の会社で翻訳だけを続けることは難しいのではないかと思います。
別部署への異動を命じられ、翻訳以外の仕事をすることになったら辞めると思います。
ここ数年はそのような事態を想定して、JSHINE(小学校英語指導者)の資格取得やオンライン英会話、最近はブログも始めました。
中学生の子に新規参入は難しいと話しておきながら、自らフリーランスになる勇気はありません。
トライアルだけでも受けてみようかな。
支離滅裂ですが、そんなことを思っています。
私の人生を助けてくれるのはいつだって英語なので一生付き合っていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。