技術文を英訳していて、訳しづらいなと思う単語は沢山あるのですが、その中でもよく出ているのが「対策品」です。
「対策品」とは、故障や不良が発生した部品に対して何らかの対策や改善が施された部品になります。
そのままcountermeasure partsなどとしてしまいそうになりますが、これでは日本語に引っ張られすぎているので、意味が伝わりづらくなります。
日本語にとらわれすぎず、文脈に応じて、以下のように訳してOKです。
改造部品→Modified parts
改善部品→Improved parts
交換部品→Replacement parts
新しい部品→New parts
いきなり上記だけではちょっと心配という場合は、最初に「対策が施された部品」を定義をするようにします。
<例>
対策が施された部品を準備しました。
We made modified parts for which measures have been taken.
問題を修正し、新しい部品を準備しました。
We fixed the error and made new parts.
一度定義してしまえば、以降は”modified parts”や“new parts”とすれば、文脈から対策品であることがわかります。
翻訳をしていると、ついついぴったりの訳を探したくなりますが、英語と日本語は必ず対になるとは限りません。
内容を正確に表現できるよう、工夫していけると良いですね。
以上、参考になれば嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。