【解説】Fluctuation vs Variation

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技術文を翻訳していると変動という単語がよく出てきますが、なんて訳していますか?

fluctuationとvariationどっちかな・・・と迷う事ないでしょうか。

今日はこれらの違いについて解説したいと思います。

 

fluctuationとvariationの違い

 

fluctuation と variationの違いは以下の通り。

fluctuation → 連続的な変化 

variation → 場所や、品質などのバラツキ

 

fluctuationの変動は価格や計測値の変動など連続的で波状に移り変わっていきます。

それに対し、variationの変動は場所やサイズ、状態の違いを表します。

イメージしづらいかもしれないので、細かい違いについても見ていきましょう。

 

fluctuationの使い方

まずは動詞のfluctuateの意味から。

  1. 波のように揺れる
  2. 物価などが変動する
  3. 感情・意見などが動揺する、変化する

 

オシロスコープのような波形のイメージです。

fluctuation

fluctuate が波のように揺れることから、fluctuationも波状の変動になるわけですね。

例文は以下の通り。

  • Stock market fluctuations are normal.
  • Voltage fluctuations may result in significant damage.

などとなります。

この場合、変化の対象は同じものになります。

 

variationの使い方

 

続いてvariationですが、まずは動詞のvaryの意味から。

  1. 同じタイプの物が各々異なること
  2. 量やレベル、状態が物によって異なること

 

variationは連続的ではなく、個々で状態や量が異なるというイメージです。

対象は複数あり、各々違いがあることを表します。

カラーバリエーションをイメージするとわかりやすいですね。

 

variation

 

例文は以下の通り。

  • Interest rates vary among countries.
  • The sound quality may vary depending on the use of each speaker.

 

 

同じ変動という意味のfluctuationとvariationですが、シチュエーションに応じて、使い分けていきたいですね。

 

fluctuationとvariationの違いはコロナ社の「技術英語の基本」に詳しい解説が書かれています!

技術英語の微妙な違いが豊富に載っていてとても参考になる一冊でとてもおススメです。



読んでいただきありがとうございました。

 

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