BecauseとSinceはどちらも理由・原因を表す接続詞ですが、微妙な違いがあります。
日本人が間違えがちな、知っていそうで意外とわかっていないBecauseとSinceの違いを解説します。
BecauseとSinceの違い
BecauseとSinceの違い。それは、その理由・原因を聞き手が知っているかどうかの違いになります。
Becauseは相手がまだ知らない原因や理由を伝えるとき、Sinceは相手がわかっている理由や原因を伝える時に使います。
また理由の強さは、Because のほうが Sinceよりも強くなります。
Becauseについて
Becauseは相手がまだ知らない原因や理由を伝えるときに使用されます。
Sinceと比べ、よりはっきりと直接的な原因・理由を表します。
Becauseで始まる節は、原因を強調するため文の後半に持ってくることが多いです。
(稀にBecauseから始まる文章もあります。)
また、以下の例のように質問の答えとしてBecauseを文頭に持ってくるのもOKです。
Why did you come back?
Because I forgot to bring my umbrella.
Sinceについて
Sinceは話し手を聞き手の両者がすでに分かっている理由・原因を述べる場合に使われます。
基本的に文頭で使用されます。
理由を強調するという意味ではBecauseよりも弱く、「知っていると思うけど・・」くらいのニュアンスになります。
Since it was raining, the game was canceled.
雨が降っていたことはお互いわかっているので、この場合はsinceが使われます。
(聞き手と話し手の状況によっては、becauseが使われることもあります。)
微妙な違いのBecauseとSinceですが、使い分けてより洗練された英文を目指しましょう。
読んでいただきありがとうございました。